日中、道路に三脚を立てて、器械を覗き込んで何かを見ている人を見かけたことがある方は、たくさんいらっしゃると思います。
これは、その器械を使って「測量」という作業をしています。
測量を行う仕事はいくつかありますが、土地家屋調査士もその1つです。
土地家屋調査士は、土地や建物の現況を登記に反映させるために、現地を調査し、その位置関係や形状を正確に把握することが大変重要です。
そのために測量器械を使って、測量をすることがあります。
器械の向うに立っている人が居て、その人は小さな反射鏡の付いた棒を持っています。
この棒を様々な場所に立て、器械からの距離と角度を記録していくことによって、あとで図面に書き起こすことが出来ます。
測量と一口に言っても、その内容にはいくつか種類があります。
まずは、現地の状況を調べる現況測量。土地境界確定のための資料に使う、現況図面を作成するための測量です。
現況図面に基づいて立会などを踏まえて境界が確定されると、その境界点に杭などの境界標を埋設することがあります。
その、確定した境界を測量することもあります。
逆に、境界の点は確定しているのに、以前あった杭がなくなっていたなどで実際の位置が不明な場合には、その点を復元するための測量作業が行われます。
この時は、器械の覗く先に立っている人の位置と、復元したい点がどの程度ずれているかが器械に出るので、その情報に基づいて、立っている人に指示しながら作業します。
ご迷惑をお掛けします
測量作業中は、付近を通行される皆様にご迷惑をおかけいたします。
カメラの前を横切られましても、作業に支障はございません。
また、映像を録画しているわけでもありませんので、安心してお通りください。