滋賀県土地家屋調査士会 会長よりご挨拶
滋賀県土地家屋調査士会ホームページへアクセスいただきありがとうございます。
令和3年5月より滋賀会の会長を務めております松居利彰と申します。
現在、当会には200名を超える会員が在籍しており、不動産の表示に関する登記及び土地の筆界を明らかにする専門家として日々業務を行っております。
わたくしたち土地家屋調査士は、昭和25年7月31日に制度が制定されて以来、70余年にわたり土地の分筆登記手続きや筆界を明らかにする業務を主に行ってまいりました。加えて現在では、平成18年に新設された筆界特定手続において、申請代理人としてだけでなく筆界調査委員としても積極的に関与してまいりました。さらには、同年12月に民間紛争解決機関である「境界問題解決支援センター滋賀」を設立し、滋賀弁護士会と協働で筆界に関する紛争の予防や筆界に関する紛争の早期解決にも取り組んでおります。
令和2年の土地家屋調査士法の一部改正では「土地家屋調査士は、不動産の表示に関する登記及び土地の筆界を明らかにする業務の専門家として、不動産に関する権利の明確化に寄与し、もって国民生活の安定と向上に資することを使命とする。」と、「使命」に関する規定が明記されました。当会では、筆界を明らかにする専門家としてのスキルアップのために、法改正された事項や日々高度化する技術に関する知識を習得する機会として、研修会や勉強会を積極的に実施し、継続的な学びに努めています。
さらに、当会では2年に1度、不動産に関して社会問題化したテーマで地籍シンポジウムを開催しております。直近では昨年「新たな土地制度について考える」と題し、所有者不明土地の解消に向けて新たに設けられた一連の法整備を学ぶと共に、多くの市民の皆様に参加いただきながら、今後の不動産の所有・管理についての議論を行いました。令和6年においても地籍シンポジウムを開催する予定をしておりますので、是非ご参加下さいますようにお願い申し上げます。
最後に、当会では県内各所で、無料相談会を定期的に実施しております。土地や建物の登記に関する相談、土地の筆界に関する相談については、まずは当会にご連絡下さい。最寄りの無料相談会をご案内致します。わたくしたち土地家屋調査士が、皆様のお困りごとの解決の一助となりますように全力で対応させていただきますので、お気軽にお問合せ下さい。
令和5年10月
滋賀県土地家屋調査士会
会長 松居 利彰